ビフィズス菌
2017年04月18日更新 2017年03月06日公開

赤ちゃんの健康を支えるビフィズス菌M-16V

健康な赤ちゃんから発見されたビフィズス菌M-16Vは、赤ちゃんの健康維持や発育促進に役立つ善玉菌の1つです。今回はドクター監修のもと、ビフィズス菌M-16Vが持つ効果について詳しく説明していきます。

生まれたての赤ちゃんの腸内に多く存在するビフィズス菌である「M-16V」は、赤ちゃんの未熟な腸機能の発達を促し、栄養吸収や免疫機能を助けます。特に低出生体重の新生児の成長を支える重要な役割を持っていると期待されています。この記事ではドクター監修のもと、ビフィズス菌M-16Vについて解説していきます。

ビフィズス菌M-16Vとは

私たちの腸内には、およそ100兆個以上にもおよぶ細菌が存在するといわれています。しかし、細菌といっても、身体に悪影響を及ぼすものばかりではありません。人の腸内には、身体によい影響を及ぼす「善玉菌」と、悪い影響を及ぼす「悪玉菌」、腸内環境によって良い影響または悪い影響を与える「中間菌(日和見菌)」が存在します。実は、腸内細菌の多くは中間菌なのですが、中間菌は数が多いほうに加勢するというやっかいな性質があります。つまり、善玉菌のほうが多ければ身体によい影響を及ぼし、悪玉菌のほうが多ければ身体に悪い影響を及ぼすのです。そのため、身体の健康を維持するためには、常に善玉菌優位の状態を保っておくことが重要になります。

健康な赤ちゃんの便に含まれる細菌の90%以上は、善玉菌の一種であるビフィズス菌です。一般的には、生まれて間もない赤ちゃんの腸内細菌はほとんどがビフィズス菌に占められており、これによって病原菌などの害から守られ、すこやかに育つことができます。ところが、早産などで低体重のまま生まれてきた赤ちゃんの腸内では、ビフィズス菌の定着に時間がかかることが分かっています。

ビフィズス菌は、特に赤ちゃんの腸内にたくさん存在することから、赤ちゃんの健康維持に大きな役割を果たしているのではないかと考えられました。実際にさまざまな研究が進められていく中で、以下のような2つの効果があることが分かっています。

ビフィズス菌M-16Vが乳児に効果的な2つの理由

(1)低出生体重児の発育促進

ビフィズス菌を含む善玉菌には、腸内を酸性の状態に保ち、悪玉菌やその他の有害な細菌が増殖しにくくなるといった、腸内環境を整える作用があります。しかし、早産などのために低体重のまま生まれてきた赤ちゃんの場合は、善玉菌がなかなか腸内に定着してくれません。

ビフィズス菌M-16Vを低出生体重児に与えると、腸内の善玉菌がいち早く増えて腸機能が改善し、腸の栄養の吸収を高めたり、免疫力の向上をサポートする働きに期待がもてます。また、低出生体重児がかかる感染症の多くが、腸内に存在する有害菌によって引き起こされるといわれています。ビフィズス菌M-16Vには、有害菌の発生を抑制し、感染症を予防する効果も期待できます。

(2)アレルギーの抑制

生後7か月以下のアトピー性皮膚炎を持つ乳児にビフィズス菌M-16Vとオリゴ糖(ビフィズス菌のエサとなり、その増殖を助けます)を12週間にわたって与えたところ、アトピー性皮膚炎の改善が見られました。また、さらに1年後の状態を調べたところ、アレルギーに起因する喘息の症状が抑制されていることもわかりました。この研究結果により、ビフィズス菌M-16Vには、腸内環境の正常化や感染症予防だけでなく、抗アレルギー作用も期待できることがうかがえます。

ビフィズス菌M-16Vの活用方法

ビフィズス菌M-16Vは、粉末状のものを母乳やミルクに溶かして赤ちゃんに与えます。また、赤ちゃんの状態によって母乳やミルクを与えることが適切でない場合は、湯冷ましに溶かしたものを与えます。特に低出生体重児の場合は、消化・吸収機能が弱いため、点滴から段階的にチューブによる投与(経腸栄養)へと移行します。

国内では、NICU(新生児集中治療室)の早産児や低出生体重児を中心に、適正体重でありながら小児外科系や消化器系の疾患を持つ赤ちゃんに有効に活用されています。

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