ビフィズス菌
2017年03月22日更新 2017年03月06日公開

整腸作用やアレルギー予防、ビフィズス菌BB536の5つの働き

ビフィズス菌BB536は、その他のビフィズス菌と異なり、酸や酸素に強いといわれています。整腸作用やアレルギー予防効果が期待できるビフィズス菌BB536について、ドクター監修の記事で詳しく解説します。

現在、人間の腸内に存在しているビフィズス菌は、約10菌種あると考えられています。人間の腸内で存在している約10菌種のビフィズス菌のひとつが、ビフィズス菌BB536です。ビフィズス菌BB536とは、どのようなビフィズス菌なのかを見ていきましょう。

ビフィズス菌BB536とは

ビフィズス菌BB536は、1969年に健康な乳児の糞便から分離されました。そして、DNAの相同性や糖分解性状などによって、ビフィズス菌のひとつであるビフィドバクテリウム(Bifidobacterium)ロンガム( longum)であることが確認されています。菌名は、ビフィドバクテリウム・ロンガム・BB536です。そして、糖を分解して主に乳酸と酢酸を作り出します。

ビフィズス菌BB536が初めて食品として販売されたのは1971年。その後、ビフィズス菌入りの乳製品乳酸菌飲料やプレーンヨーグルト、ビフィズス菌カプセルなどさまざまな商品が販売されており、長きにわたって安全な食品として乳児から高齢者に至るさまざまな年齢層の方に取り入れられています。

そして、1996年に、ビフィズス菌BB536を含んでいるプレーンヨーグルトが、2001年にはビフィズス菌BB536を含んでいる乳製品乳酸菌飲料が、特定保健用食品として許可を得ています。

ビフィズス菌BB536はこれまでのビフィズス菌と何が違う?

ビフィズス菌は、人間や動物の腸内に存在していますが、現時点で、ビフィズス菌は約30菌種に分類されています。約30菌種あるビフィズス菌のうち、人間の腸内に存在しているビフィズス菌は、約10菌種あると考えられています。世界で最初に発見されたビフィズス菌は、ビフィダム菌と呼ばれています。ビフィズス菌BB536は、ロンガム菌のひとつです。一般的にビフィズス菌は、酸や酸素に弱いと考えられていますが、ビフィズス菌BB536は、酸や酸素に強いので、胃酸などの影響をあまり受けずに、生きたまま腸まで到達するといわれています。この点が、ビフィズス菌BB536とその他のビフィズス菌との大きな相違点と考えられています。

ビフィズス菌BB536に期待されるメリット

整腸作用

ビフィズス菌BB536が腸内で増加すると、短鎖脂肪酸である酢酸が増加し、腸内は酸性に保たれるといわれています。強い殺菌力のある酢酸の生成が、悪玉菌の増殖を抑制することにつながり、下痢を改善すると考えられています。また、腸内が酸性に保たれると、ぜん動運動が活発になるため、便秘が改善するといわれています。

花粉症

ビフィズス菌BB536には、花粉症などの改善につながる抗アレルギー作用も期待されています。スギ花粉症患者44名を集めて行われた試験では、BB536を摂取したグループの方が、症状が悪化した患者が少ないという結果が出ました。さらに、鼻づまりや水性鼻水、くしゃみなどの自覚症状も、ビフィズス菌BB536粉末を摂取したグループは改善されたという報告があります。すべての人に同様の効果が保証できるものではありませんが、花粉症に悩んでいる人にとって、BB536は積極的にとりいれてみたいビフィズス菌のひとつと言えるでしょう。

発がん予防・抗腫瘍作用

腸内の悪玉菌の生育を抑えることは、大腸がんを引き起こす原因である可能性が高いと考えられている毒素産生型フラジリス菌を減らすため、大腸がんのリスクを低下させることにつながると考えられています。また、ビフィズス菌BB536は、腸内の悪玉菌の生育を抑え、腐敗産物が作りだされるのを抑制する働きがあるといわれています。動物実験では、がん発生を低下させる報告があり、今後さらなる研究が期待されます。

身体の健康は腸の改善からはじまる

ストレスや運動不足、乱れた生活習慣などの影響を受けると大腸が炎症を引き起こし、腸内環境が乱れ、免疫機能が弱まり、身体に不調をきたすと考えられています。そのためにも、ビフィズス菌を摂って腸内環境を正常に保つことが重要といえます。

今すぐ読みたい

「ビフィズス菌」の関連情報

記事カテゴリ

注目情報

ピックアップ特集

fem.

fem.ヘルスケアが

もっと手軽にアプリで登場!

今日できる。今すぐできる。

健康・キレイ情報を毎日おとどけ。

app-store
google-play